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報道発表日:令和6年5月1日
産業振興課
075-414-4852
京都府では、令和2年度に「起業するなら京都・プロジェクト」を立ち上げるなど、世界に伍するスタートアップ・エコシステムの形成に取り組んでいます。
この度、コネクトフリー株式会社(京都市下京区)が時価総額10億ドル超を達成し、京都府からユニコーン企業※が誕生しましたのでお知らせします。
※ユニコーン企業:創業10年以内で時価総額10億ドル超の未上場企業
京都府では、京都産業の持続的な発展に向けて、新たな発想で社会の課題を解決するとともに地域経済への波及効果も高いグローバル企業を次々と輩出していくため、令和元年10月に京都府総合計画(京都夢実現プラン)策定以降、世界に伍するスタートアップ・エコシステムの形成に向けた取組を推進しています。
狙い | 内容 |
---|---|
支援体制構築 | 京都府、京都市等による「京都スタートアップ・エコシステム推進協議会を設立」(令和元年) |
起業創出支援 | 年間250件超※の起業支援プログラムを実施 |
資金調達支援 |
180件超※の投資機関とネットワーク構築、年間20件以上のピッチ会を開催 |
協業獲得支援 | 事業会社等とのマッチング会を開催、産学公グループ向け補助金を交付 |
海外展開支援 | 国際スタートアップ・カンファレンスや海外展示会を開催 |
※京都スタートアップ・エコシステム推進協議会全体の件数
スタートアップ設立数が倍増以上 (平成27年~令和元年の計)83社 ⇒(令和2年~令和6年3月末の計)192社
資金調達額が9割増 (令和元年)93億円 ⇒(令和5年)176億円 (INITIAL調べ)
京都府では、行政、経済団体、産業支援機関、大学、金融機関等が一体となり、オール京都で起業家を生み育てる環境整備を進めてきたところであり、今回、京都からユニコーン企業が誕生したことを大変嬉しく思います。
コネクトフリー株式会社は、国内外のユーザーへの新しい価値の提供が期待される世界初のインターネットシステム「Internet3」の開発に代表されるように、京都の地でヒト、技術、組織など様々なつながりを生み出しながら、新たな価値を創出し続けておられます。
帝都 久利寿CEOは、京都は深く考えることに集中できる場所であること、多くの大学、研究機関が集積し、高度人材の確保が期待されることから、平成26年に京都市下京区で起業されたと聞いております。先日、お会いした際にも、京都で会社を大きくしたいとの考えを伺い大変活力を感じました。
今回のユニコーン誕生が京都の経済界にとっての起爆剤として、次なる挑戦を喚起するなど大きな波及効果を及ぼすことを期待するとともに、今後も、世界から人や資金が集まり、スタートアップが継続的に創出・育成できる、世界に伍するスタートアップ・エコシステムの形成を進めてまいります。
令和6年5月1日
京都府知事 西脇 隆俊
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