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機械加工システム科の授業の一環として、3S(整理、整頓、清掃)カイゼン活動を行っています。5回の活動を経た後、6回目の活動日に発表会をします。先日、令和7年度の第1回発表会が行われました。
発表にあたり、2年生は発表資料や配布資料、原稿などの作り方を1年生に教え、先輩としての役割を果たしてくれました。
各班新メンバーによる初めての発表となるので、内容は少し控えめでしたが、2年生から1年生へ3S活動の取り組み方をしっかりレクチャーできていました。
次回の発表もうまくいくように期待しています!
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1チーム3名で活動しています。初回の発表なので、2年生が積極的に取り仕切ってくれました。
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授業で習ったCADで図面を書き、レーザーカット加工機でウレタンの素材を切断し、工具棚の引出しの中に測定器を収納するオリジナル仕切りを作成しました。
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発表後は、プロダクトマネージメント科の訓練生や訓練課長、校外のアドバイザーの方などから質問責めに合います。自分達以外の目線からの意見を貰うことができ、非常に勉強になりました。
7月末に実施される技能検定「フライス盤3級」に向けて、練習を進めています。
6月から始まったエンドミル加工は、複雑な手順を踏むため、今までやってきた正面フライスによる加工よりも難易度が格段に上がります。
慣れない作業なので、始めはノートに書き写した手順を逐一確認し、間違いのないよう慎重に行っていましたが、毎週14時間の練習を積み重ね、徐々にタイムが短縮されるのを実感していました。
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エンドミルは小型の刃物なので取り付けが非常に難しく、初めの頃は皆苦戦していました。
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エンドミルによる荒加工では高温の切り屑が排出されるため、やけどをしないよう安全作業にも取り組んでいます。
機械加工システム科の2年生が、入校して1か月程度で工作機械にはまだ馴染みの薄いプロダクトマネージメント科訓練生に、機械の特徴や用途などの説明をしました。
それぞれの工作機械の用途や特徴、どのような製品の加工に用いられるか、機械の注意点などを、機械加工の実演を交え丁寧に説明していました。
質疑応答にもしっかり答え、プロダクトマネージメント科の訓練生からは良い感想を貰うことができました。
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授業で勉強した汎用フライス盤の使い方をプロダクトマネージメント科の訓練生に向けて実演しながら説明しています。
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マシニングセンタで、アルミニウム製のブロックにセンター穴加工・穴あけ加工・ねじ加工の3つの加工を行い、プロダクトマネージメント科の訓練生に実演しました。
機械加工システム科の修了生が本校を訪れ、社会人として3年目を迎えた感想や、現在会社で担当している業務など、現場の生の声を聞かせてくれました。
機械加工システム科で学んだ授業が就職先で実際に役に立っていることや、在校中に取っておいたほうがいい資格など、修了生ならではの内容でした。
さらに持参してくれた自社の部品を用いて、切削加工の仕事はどのような部品をつくるかなども分かりやすく解説してくれました。
1年生たちは興味津々で聞いており、就職に向けての意欲につながったようです。
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数年前まで自分が授業を受けていた教室の教壇に立ち、後輩に対して説明をしてくれました。
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「学校で学んだことで今役に立っていることは何ですか」という1年生からの質問に対して、「製図の知識が非常に役に立っている」と回答をもらいました。
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マシニングセンタで加工した難易度の高い製品を見せてもらい、訓練生たちは驚いていました。
2年生になると1年次とは大きく変わった訓練が始まります。
機械加工システム科2年次のカリキュラムでは、マシニングセンタやターニングセンタ、さらにNCフライス盤など、今まで使ったことのないNC(数値制御)工作機械の実習がスタートします。
4月はNCフライス盤の扱い方を学びました。これからも新しい機械の使い方を覚えられるように一緒に頑張っていきます!
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てこ式ダイヤルゲージという測定器を使って、NCフライス盤の主軸位置を合わせる方法を学びました。
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ダイヤルゲージの測定値を1マイクロメートル単位で読みとって、計算機で計算した値を元に機械を操作していきます。
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NCフライス盤は操作盤でプログラムを入力し、プログラム通りの動作をする数値制御を行うことができます。
今年度も機械加工システム科に新入生を迎え、新メンバーでの訓練がスタートしました。
機械加工システム科では1年生の間に普通旋盤とフライス盤の技能検定3級に挑戦します。
週に14時間行っている加工実習は、機械加工の基礎を学べるのと同時に、検定対策にもなっています。
昨年度に続き、7月末の技能検定「フライス盤3級」に全員合格できるよう、訓練に励んでいきます!
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自分が授業で使う材料は自分で切り出して準備します。材料のとがった部分をヤスリを使って面取りしていきます。
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正面フライスという切削工具で、鉄の六面体(ブロック)を削り、寸法精度・直角度・平行度を出す練習を行っていきます。
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機械加工システム科では、訓練生1人に1台フライス盤があります。本番と同様の練習ができる環境が整っているので、技能検定の合格率が毎年非常に高いです。
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