ここから本文です。
本日の発表項目は、「京都府産天然小型くろまぐろの愛称決定」についてです。
京都府では、冬季に体重30kg未満の小型くろまぐろが多数漁獲されており、その漁獲量は近畿圏内ではトップクラスです。
この「京都府産天然小型くろまぐろ」について、ブランド化による知名度向上を目指し、愛称を募集したところ、436件もの応募をいただき、その中から愛称を「都まぐろ」に決定しました。改めて、応募いただきました皆様に御礼を申し上げます。
また、今回の愛称決定に当たり、「都まぐろ」のステッカーを作成しました。資料1ページ目に掲載しておりますが、「都まぐろ」の文字は私が揮毫させていただいたものでして、「都まぐろ」であるという証として出荷時に魚体に貼られることとなります。
命名に合わせ、京都府漁業協同組合、海の京都DMO、舞鶴市などと連携して「都まぐろ」の認知度向上に向けた様々なイベントを開催します。
まず、観光列車「丹後あかまつ号」において「都まぐろ」を味わえるツアーを2月21日と22日に実施するのに先立ち、2月11日に報道機関向けの先行運行を開催し、西舞鶴駅で出発式を開催します。
また、舞鶴市において、道の駅での試食会や、「都まぐろ」を使った料理が提供されるグルメフェアが実施されるなど、おいしい「都まぐろ」を味わっていただくまたとない機会ですので、周知と当日の取材についてよろしくお願いいたします。
また本日は、その「都まぐろ」を用意いただきましたので、試食させていただきます。記者の皆様のお手元にもお配りしておりますので、ぜひご賞味いただければと思います。
(「都まぐろ」を試食して)上品でさっぱりした脂と、赤身の旨味の両方を存分に感じられます。歯ごたえが心地よく、いくつでも食べられます。
丁度ここに「都まぐろ」がありますので、このまぐろにステッカーを貼らせていただきたいと思います。(ステッカーを貼る)
京都府としても、「都まぐろ」の認知度向上に取り組んでいきたいと考えておりますので、報道機関の皆様にも周知についてご協力をお願いします。
私からは以上です。
今回は小型くろまぐろをブランド化するということだが、その狙いはどうか。
先ほど言いましたが、小型くろまぐろはもともと近畿の中でも1、2位を争うほどの漁獲高があり、以前から味については非常に美味しいというものでしたが、やはりブランド化をしないと流通のこともありますし、それからできれば現地に行って食べてもらいたいなど、いろいろな思いがありまして、今回まさに京都府の水産物の新たな目玉ということでPRするということです。そのためには愛称がどうしても必要だということで、今回名付けました。応募は多数あったのですが、その中から、歴史ある古都・京都にちなんだ名称ということで決定させていただきましたので、ぜひとも皆さんに味わっていただきたいという思いがあります。
大型くろまぐろと違って、例えば小型くろまぐろは比較的地元や府内に流通しているため愛称をつけるということか。
大型だから小型だからということではなく、「都まぐろ」は全部が天然のくろまぐろです。大型の方は採ったものを短期養殖して出している(別の)ブランドがあり、これはこれでハイブリッドの良さがあるのですが、小型くろまぐろは全部が天然です。ただ、天然だから、小型だからということではなく、まさに小型くろまぐろとしての味や風味に特徴があり、非常に物が良いというのは前から分かっていましたので、ブランド化することによってもう少し知名度等を上げていこうということです。
応募のあった436件の中で、「都まぐろ」は複数あったのか。
「都まぐろ」は35票あり、応募の中で一番多かったです。他にも、「はんなりまぐろ」や「雅まぐろ」など、京都らしい名称が多かったですが、一番多かったのが「都まぐろ」です。
ブランドというか愛称がついていないことでどんな課題があり、どういう経緯で今回愛称をつけることになったのか。
(京都府産天然小型くろまぐろを)PRするためにフェアを開催する時などに(名称が)「小型くろまぐろ」では皆さんの口の端に上りにくいということと、マーケットやスーパーで並んでいる時に「都まぐろ」という愛称が書いてあれば、京都府産の天然小型くろまぐろだということが分かるということがあります。そのためには愛称を定着させなければいけません。そういう意味では、ブランド化するということは特定されやすくするということでもあるかもしれません。
それと、やはりブランド化することによって、漁業者の方も鮮度管理なども含めてその品質を維持するなど、みんなでこれをブランドとしていいものだと言われるように努力していこうという機運にもつながりますので、そのような効果も狙っています。
また、先程少し言いましたが、ブランドとして定着してくれば、現地の府北部、例えば舞鶴に行って現地で食べるなど、産地に訪れていただくような効果もブランド化によって生まれてくるのではないかと考えており、そのためにもまずは名前をつけて定着させることが一番重要だと考えています。
京都府としては、まぐろを含めた京都の漁業についてどのような課題があると認識していて、その課題を今回「都まぐろ」としてブランド化することでどうしていきたいと思っているのか。
今回の小型まぐろだけで漁業が抱えている課題が全部解決するわけではないですが、一つは、やはり付加価値を高めるということです。付加価値が高まれば当然取引の値段も上がり、漁業振興全体につながると考えています。
課題としては一番は高水温です。気候変動の影響で海水温が上がっていて、魚種の分布も北上しているということがあります。その結果まぐろは京都でも天然物がたくさん獲れています。小型くろまぐろも毎年、漁獲枠の割当のほぼ100%を獲れていて、そういう良い効果もありますが、例えば養殖の場合は高水温によって被害が出ていることもあるので、そのあたりは農業と同じですが、気候変動による影響をできる限り少なくしていこうとしています。
もう少し長い目で見れば、(漁業の)担い手の問題については、他の産業と同じで課題となっています。なかなか厳しいというイメージもありますが、若い世代の方に漁業に参入していただきたいという思いもあります。全体として漁業振興を図れば、そういう課題の解決につながるのではないかと考えています。
今回のブランド化でどうなってほしいのか。
まずはこの「都まぐろ」という名前を消費者の皆さんに認識してもらうことが一番だと考えています。そうすることによって食べてもらって、このブランドは味がおいしくて風味もいいということを分かってもらいたいです。
ターゲットは京都府民なのか、外国人観光客なのか。
全体です。特にどちらということではありません。多くの人に(食べていただきたい)ということです。
舞鶴を含めて京都の海ではまぐろ以外にも色々な魚種が獲れると思うが、今回なぜまぐろを取り上げたのか。他にもブランド化したい魚種はあるのか。
今までも幾つかブランド化されているものがあります。まぐろについては「伊根まぐろ」など大型まぐろはブランド化されています。ただ、京都府では小型の天然まぐろがよく獲れていて品質もいいので、ほかの魚種との比較以前に、まぐろの中でも小型くろまぐろに焦点を当てて、まぐろ(をブランド化する)というよりも、大型まぐろだけではなく小型くろまぐろもブランド化していこうという思いがありました。
ブランド化には、品質も必要ですが一定の漁獲高が必要です。供給量が安定しないとブランドとして定着しないので、小型くろまぐろは割り当てられた漁獲枠を全部消化するぐらい獲れているということもあり、(品質と供給量の)両方の観点からぜひここをブランド化したいと踏み切ったということです。
先程言われたように高水温になってきていても、まぐろの漁獲量は安定しているのか。
分析はしていませんが、逆に高水温だから来ているということかもしれません。高水温でも漁獲量は大丈夫だということです。
「都まぐろ」は舞鶴湾の辺りで獲れたまぐろのことを指すのか。
府内全域で獲れたまぐろを指します。舞鶴だけではなく、京丹後や宮津、伊根もあります。
京都府の業者が獲ったまぐろに「都まぐろ」と名付けるのか。
そうです。
京都府で獲れたまぐろは現在どのように流通しているのか。
京都府において日本海側で揚がるまぐろの量は舞鶴港が一番多く、そこから首都圏や京都を含めて京阪神にも行っています。
スーパーに置いているのか。
置いています。ただ、水揚げ量が少ない場合はくまなく行っているかどうかは分かりません。直接料理屋や料亭に行く場合もあるのでばらばらですが、どこかの市場には行っています。京都の卸売市場にも来ていると思います。
実際に食べられて、「都まぐろ」の味の良さなど特徴を聞きたい。
一言で言えば、小型くろまぐろの特徴でもありますが、大トロは脂が乗っていますがあっさりした脂です。食べたら明確に分かります。
歯ごたえもあるのか。
天然なので、当然歯ごたえはいいです。
府北部でたくさん小型くろまぐろが獲れている一方で、最近プレジャーボートなどで遊漁者が禁漁中にまぐろを獲っている事案が相次いでいるが、違反の報告は増えているか。対策についてはどうか。
詳細は取材していただければと思いますが、違反は違反ですので、きちんと取り締まらなければいけないということは当然です。違反についてはきちんと取り締まって、適正にしたいですが、その行為が漁業者の漁獲に影響を与えているところまでは量としていっていないのではないかと考えています。
規則は規則ですから、ルールをきちんと守ってもらうために、特別に取締りを強化しているということではないですが、通常の適正な管理体制のもとでやらせていただいています。
京都府にはカニやとり貝などいろいろな海産物がある中で、小型くろまぐろは小型だから流通しやすいだったり、年間通して獲れるといった特徴はあるのか。
小型だから流通しやすいということではないと思います。資料2ページに漁獲量の推移を記載していますが、量が増減しているのは漁獲枠の割当量が増減しているからですが、一定の漁獲量があります。非常に味がいいことと一定の漁獲がありますので、もっと皆さんに知っていただきたいという思いでブランド化を考えています。
ゆくゆくは大間のまぐろを凌ぎたいなどの目標はあるか。
大間のまぐろとは、若干ジャンルが違うのではないかと考えています。
まぐろであることは間違いないですし天然なので、そういう意味では大間のまぐろと共通性はあるかもしれませんが、若干ジャンルというか好みが違うのではないかと思います。同じものばかりを皆さんが好まれるわけではありませんから、非常に脂の乗った大間のまぐろと、脂が乗っているけれどもあっさりしている「都まぐろ」を食べ比べてもらうなどで活用していただければありがたいと考えています。
「都まぐろ」の漁獲量には時期的な変動はないのか。
12月1日から3月31日までが漁獲時期です。ルールがありますから、その間で獲っています。
都まぐろは全国のスーパーに出荷されるのか。
全国で流通させようと思えば相当な量が必要です。今まで扱ってもらっているところについては当然継続するという前提だと思います。今どこで流通しているかは、後ほど取材いただければと思いますが、それが大きく変更することではないと考えています。
ただ、いずれ知名度が上がってブランドが成熟して、引き合いが来れば新たな市場開拓につながることはあると考えています。
出荷先は近畿圏が中心なのか。
仲買さんにお聞きした話では、関東方面への流通が多いようです。
「都まぐろ」について力を入れたいのは、知名度を上げることで実際に現地に来てもらいたいという点か。
まずはブランド化です。知名度を上げて、「都まぐろ」は京都府の北部で獲れたまぐろで味もおいしいということが定着すれば、いずれ現地に行ってみようという効果も出るのではないかと考えています。いきなり現地に来て欲しいということではなく、流通の過程できちんとブランドとして評価されるということが第一です。
その上で、食べていただくことだけではなく、ブランド化ができれば、現地で食べてみようということになればいいと思いますし、フェアを現地で開催すればそういう相乗効果も期待できます。(先程の発言は)ただ単にマーケットに出すだけでない効果も期待できるのではないかという意味で申し上げました。それはおいおい地元も含めてやっていきたいです。今回も、漁協や海の京都DMOがイベントに参加されるので、そこにつながっていけばいいと考えています。
衆議院議員総選挙が始まってから4日目を迎えているが、特に雪深いところでは投票時刻を繰り上げるところも出ると聞いているが、府北部も雪深い地域であるが、その辺りの考えはどうか。
京都府の北部のことについて、特段の支障などの報告はまだ受けていません。ただ、おっしゃるように真冬の衆議院選挙というのは滅多にないことなので、特に投票率に影響が出るということは懸念材料の一つです。(選挙は)民主主義の根幹なので、できる限り投票に行っていただけるよう、選挙管理委員会も短期間ではありますが、いろいろなポスターや看板、ラジオ、CM、あとはSNSやデジタルサイネージも使ってPRするということで、選挙の期日を周知することが第一です。もう一つは、やはり雪との関係があるところは、天候の良い時を選んでぜひ期日前投票に行っていただきたいです。全国的にも、ハガキがなくても期日前投票できるというキャンペーンをされており、できる限り投票に行ってもらいたいです。
投票時刻の繰り上げの話は、最終的な開票事務との兼ね合いもあります。これは従来から真冬だけではなく、地域によっては繰り上げているところがあります。できる限り決まった時間まで投票してもらいたいと思いますが、この点はそれぞれの選挙管理委員会の判断であり、円滑な開票事務のためにという観点では致し方ないのかなと思います。
福井県の新たな知事に全国最年少の知事となる石田さんが当選したことへの受け止めを聞きたい。
まずはご当選された石田さんに心からお祝いを申し上げます。選挙の結果は福井県民の皆様の選択なので私からコメントはしませんが、福井県は隣県ですし、御食国の頃からの長い長いいろいろなつながりもありますし、人の交流もありますので、連携して地域活性化や地域振興に取り組んでいきたいと考えています。
全国最年少の知事になられたので、やはり福井県政に若い力を発揮されることへの期待が極めて大きいのではないかと考えています。
石田新知事は、北陸新幹線の延伸に関して小浜・京都ルートの実現を訴えてこられたが、知事の受け止めはどうか。
当選された石田さんが小浜・京都ルートを支持することを表明されたのは承知していますが、今までから福井県は小浜・京都ルートを支持してこられたので、別段取り立てて注目することはありません。従来からの福井県の方針に沿ったご発言だったと評価しています。
福井県知事選挙中に石田さんは参政党の支援を受けており、後ほど訂正されたが「日本は単一民族国家だ」と発言したことをどう思うか。
あの発言については撤回されていますので、評価はしません。
参政党については、それぞれの政党は主義主張のもとに一つの塊をつくっておられるわけで、それぞれの党が選挙でどの候補を応援するかはその党の判断なので、どの党が応援したからどうかということについて、私はコメントする立場にはありません。
ただ、あの発言については若干軽率だったとは考えています。過去のいろいろな方の発言などをもう少しよく調べた上での主義主張に基づくご発言であれば、それはその方のお考えということですが、そういう基礎的な知識を持った上で発言されたほうがよかったのではないかと考えています。
お問い合わせ