◎屋内スポーツ施設の事業者公募＝28年度オープン―京都府 5月2日18時32分

京都府は2日、向日町競輪場（向日市）の敷地に整備を検討している屋内スポーツ施設「京都アリーナ（仮称）」について、整備・運営を担う民間事業者の公募を始めた。収容人数は8000人以上で、2028年度のオープンを目指す。

アリーナは、向日町競輪場の再整備で生じる余剰地約3万3000平方メートルを活用。アジア大会や世界大会アジア予選といった国際大会や、プロリーグ（バスケットボール、バレーボールなど）の観戦、インターハイの開催だけでなく、日常的にスポーツが楽しめ、文化芸術やビジネスのイベントでも使える施設を求めた。

事業者からは設計施工から管理運営まで、事業手法や事業費、事業期間などの提案を受ける。府が整備した場合の費用は約343億円。整備から運営まで一括して民間が担う場合は、30年間の分割で整備費を事業者に支払う。

府は9月まで公募し、11月末までに優先交渉権者を選定。来年1月の契約締結を想定している。26年度から工事に着手し、28年10月のオープンを目指す。（了）

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