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阪神・淡路大震災、東日本大震災や熊本地震では、大規模に盛土された宅地において、滑動崩落による宅地被害が報告されています。近年の能登半島地震の他、同様の被害が全国で大地震のたびに発生しています。

(出典)国土交通省
盛土された造成地のうち、次の要件を満たすものを「大規模盛土造成地」としています。

(出典)国土交通省
盛土された造成地は外見上の判断が困難なため、京都府では大規模盛土造成地の概ねの位置や規模について調査し、地図を作成しました。
今後予想される直下型地震や南海トラフ地震などの巨大地震から府民の方のかけがえのない生命・財産を守ることを第一に、皆様が日頃から地震に対する防災意識を高めていただくために大規模盛土造成地マップを公表(平成29年3月15日公表)しています。
なお、このマップは危険な箇所を示すハザードマップではありません。
造成前と造成後の地形図や空中写真などを重ね合わせて、標高差を把握することにより、大規模盛土造成地の概ねの位置と規模を机上で抽出したものです。
抽出した箇所が地震発生時に必ずしも危険というものではありません。

(出典)国土交通省
京都市を除く府内25の市町村すべてにおいて調査を実施したところ、23の市町において、1,278箇所の大規模盛土造成地を抽出しました。
なお、井手町と南山城村においては、大規模盛土造成地は存在しませんでした。
大規模盛土造成地マップで公表している盛土について、現状を把握するため、現地調査を行いました。
府民のみなさまに、より防災意識を高めていただくため、その調査結果概要を大規模盛土造成地マップに追記しています。(公表日:令和8年3月27日)
大規模盛土造成地マップに示す1,278箇所の現地において、調査員が目視により現状を調査しました。
調査した主な項目(ポイント)は、以下のとおりです。
(ポイント)
・のり面勾配 :30 度以下であるか?
・のり面小段間隔 :のり高 5m程度ごとに幅 1m~2mの小段が設置されているか?
・のり面保護工 :のり面緑化工もしくはのり面保護工が設置されているか?
・ひな壇部分の傾斜:緩勾配であるか?
・擁壁構造 :鉄筋コンクリート造、無筋コンクリート造又は間知石練積み造その他の練積み造であるか?
(ポイント)
・宅地地盤・擁壁・のり面に亀裂や災害の痕跡等があるか?
(ポイント)
・盛土のり面からの湧水や擁壁水抜きからの恒常的な出水等があるか?
令和6年度に全ての箇所の調査を終了しました。
結果、早急に対策工事や詳細調査を実施すべき盛土はありませんでした。
今後は経過を観察していくこととしています。
閲覧に当たっては、次の注意事項を確認してください。
抽出したすべての大規模盛土造成地について、下記のリンク先でご覧いただけます。
京都府・市町村共同統合型地理情報システム(GIS)において使用している座標・図郭データについて、下記のリンク先でダウンロードいただけます。
京都市内については、京都市が調査を実施しています。 京都市HP(外部リンク)
大規模盛土造成地にある宅地ということで、特別な規制を受けたり、新たな手続きを行う必要はありません。また、土地取引を行う場合にも制限を受けることはありません。
なお、京都府では、宅地造成及び特定盛土等規制法に基づく「造成宅地防災区域」は指定していません。
宅地造成及び特定盛土等規制法の施行により、盛土等が行われた土地については土地所有者等が常時安全な状態に維持する責務が生じました。
わが家が大規模盛土造成地に建っているかに関わらず、災害から宅地を守るためにはあらかじめ宅地の点検などを行って必要な対策をしておくことが重要です。
大切なわが家の宅地を守るために、所有者は宅地を常に安全な状態に維持するように努めなければなりません。
もし、大雨などの時に宅地の地盤が緩んでいたら、宅地と共に家が崩れてしまうかもしれません。そうならないためにも日頃の宅地の点検等が宅地防災の第一歩です。
家の周りに擁壁・ブロック積・石積み等がある場合は、下記のリンク先から擁壁等をチェックをしてみてください。
なお、土地所有者・管理者のみなさまは、盛土の状況に変化があった際は、京都府窓口までお知らせください。
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