更新日:2025年6月12日

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R7(2025)年度 茶業研究所の活動報告(月報)

八十八夜に当所施設公開を開催

当所では、一般の方々に宇治茶の魅力を体感していただくために、毎年、施設公開を開催しています。

今年度は、八十八夜にあたる5月1日に開催したところ、約150名が来所されました。製茶工程や茶の審査法の紹介、研究成果の展示のほか、水出し玉露と煎茶の試飲会を実施し、茶種ごとの特徴や水出し茶の健康機能性について理解を深めてもらいました。

来場者からは、「説明が分かりやすく大変勉強になった」、「もっとお茶を飲みたくなった」、「水出し茶を作ってみようと思った」等の声がありました。

当所では、研究所ならではの情報発信を続け、宇治茶ファンの裾野を広げることで、茶業振興に貢献していきます。

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一番茶製茶見学

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研究成果パネルの展示

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審査室見学

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水出し玉露・煎茶試飲会

 

令和7年の一番茶生育状況

当所では、所内の定点茶園において、一番茶新芽の萌芽・生育状況について調査を行い、府内生産者や茶業団体等に情報提供を行っています。

令和7年の1~2月の平均気温は平年並か平年より低く推移しましたが、3月は平年よりやや高く推移したことで、本年の一番茶萌芽宣言は平年並の4月4日となりました。

萌芽期以降は5日毎に、新芽の生育状況を調査し、一番茶生産に役立つ情報としてホームページ等で発表します。また、気象予報と合わせて葉期予測情報も掲載し適期作業を促しています。

※萌芽:新芽の長さが包葉(芽を包んでいた葉)の約2倍になった状態のこと

萌芽した茶の新芽

報道機関の取材を受ける研究員

 

お問い合わせ

農林水産部京都府農林水産技術センター 茶業研究所

宇治市白川中ノ薗1

ファックス:0774-22-5877

ngc-chaken@pref.kyoto.lg.jp